ホワイトラベルの海外業者MyFXMarkets、特徴と口座開設の手順

海外業者を選ぶにおいて信用できるかは重要であり、分かりやすい判断材料がライセンスです。

しかし世の中には様々な信用性を示す証拠があり、単にライセンスだけで信用の有無を語れるものではありません。

MyFXMarketsという海外業者はその良い例であり、新しい海外業者なもののある理由により信頼度の高い業者と見れます。

ではそんなMyFXMarketsはどのような特徴を持っており、取引するための口座開設はどう進めていけばよいのでしょうか。

MyFXMarketsはどのような海外業者か

MyFXMarketsは2013年に出てきた海外業者であり、業者としてはまだそこまで運営実績がありません。

年数も浅いためかライセンスは所有はしていますが、種類としてはマイナーなため信用できる判断材料としてはあまり大きいものではないでしょう。

しかしMyFXMarketsはライセンスとは別に信用度が高いと判断できる証拠を持っています。

MyFXMarketsはホワイトラベルと呼ばれるFXの海外業者では珍しい運営がされているのです。ホワイトラベルとは別の企業の名を借りて運営する企業のことであり、MyFXMarketsはAxitraderと呼ばれる企業のホワイトラベルとして運営されています。

海外業者に対してあまり情報がない方はピンと来ませんが、Axitraderは海外のFX業者としては2007年に出てきており相応の経営年数があります。

何よりMyFXMarketsにはない取得難易度の高いライセンスを所有しているのです。更に賞の受賞もしているため海外業者としては信頼性の高いところになっています。

信頼性の高いAxitraderが名貸しを許しているため、MyFXMarketsも信頼性の高い業者と判断できるのです。

MyFXMarketsの特徴としてはまずスプレッドが挙げられるでしょう。他の海外業者と比較してみてもMyFXMarketsは標準であるスタンダードのスプレッドでも狭い方となります。

流石に国内と比較してしまえば劣りますが、通常でも狭いというのは海外業者のメリットを考えれば大きいものです。変動制なため安定はしませんが、逆にスタンダードで1.0以下になる可能性もあるでしょう。

代わりにレバレッジは400倍と500倍が基本となっている海外業者では一歩劣っています。そのため比較的狭いスプレッドを狙って取引をするのが基本となるでしょう。

MyFXMarketsはNDD形式でありスキャルピングも制限されていないため、短期取引は問題なく実施できます。

口座はスタンダードとプロの2種類のみであり、プロの方はスタンダードより更にスプレッドが狭くなるのです。

しかし欠点としてMyFXMarketsは最近までサイト、サポートと共に日本語対応していませんでした。現在はどちらも対応していますが、サイトを見ていただければ分かるようにところどころ英語で記載され対応としてはまだ不十分です。

一方でサポートは海外のFX業者では珍しくLINEを使った応答に対応しています。サイトではなくLINEの方を見るだけで要望やトラブルの対応をしてもらえるのです。

またボーナスの展開には消極的な方であり、他とは違い時期によって開催されるタイプのキャンペーンのみです。

残念ながら無条件で得られるボーナスは期待しない方がいいでしょう。一方でホワイトラベルで運営しているだけあり、信託保全はしっかりと対応しているため万が一倒産したとしても資金は保証されます。

MyFXMarketsで口座開設する前に

ホワイトラベルとして信頼性のあるMyFXMarketsですが、口座開設をする前に以下の点を確認して選びましょう。

ボーナスには基本頼らない

先ほども書いたようにMyFXMarketsはボーナスキャンペーンの実施が時期限定のみであり、いつ口座開設しても利用できるボーナスはありません。

一方でボーナスキャンペーン自体もそこまで期待できるものではないです。例えば2019年の年末に実施されていたウェブサイトリニューアルキャンペーンは入金した金額に応じてボーナス金額がもらえる内容でした。

しかし一番下のボーナスは入金額5万円で5lot以上の取引をしなければならず、やったところでもらえるボーナスはたったの5000円です。

最高の30万でも5万円であり、入金するだけで50、100%もらえる大判振る舞いの多い海外業者の中ではあまりお得に見れない内容となっていました。

今後の運営次第で変化する可能性はありますが、現時点においてMyFXMarketsはボーナスにあまり力を入れない方針にしていると考えていいでしょう。

内容の関係から口座開設を考える方ははボーナスに頼ろうとしない方がいいです。

初心者は別の海外業者も考える

ボーナスに頼れないのはもちろんのことレバレッジも400倍と上限が低く、経済情報はありますが全て英語なため読み取れないと役に立ちません。

初回入金もスタンダードで2万、プロで5万と数千円から始めるのは不可能です。以上の情報を考えるとMyFXMarketsはあまりFX初心者向けの海外業者とはいえないでしょう。

もちろんそこまで無理な取引環境とルールとはなっていないため初心者でも不可能ではありません。

しかし初心者の場合は他に向いている海外業者もあるため、最初は別の海外業者で考え、それでも選ぶと判断した時にMyFXMarketsで口座開設をしましょう。

MyFXMarketsでの口座開設方法

MyFXMarketsでの口座開設は少し戸惑う部分もありますが難しいものではありません。

トップページ

MyFXMarketsトップページ

サイトに来ましたら右上にある「ライブ口座開設」をクリックしましょう。右下やスクロールして下にもあるため、そちらをクリックしても問題ありません。

ちなみに下の方だとデモ口座開設もあるため、デモを体験したい方は下の方にスクロールして「デモ口座の開設」をクリックしましょう。

情報入力

情報入力の前に本人確認書類と公共料金や携帯電話の請求書といった書類の用意を求められます。問題となるのは公共電話や携帯電話の請求書の用意です。

基本的に海外業者で用意する書類といえば本人確認書類と住所証明書となっています。本人確認書類は申し込みをしている人間が本当に本人であるか、住所証明書は申し込みしている人間が現在どこに住んでいるかを証明するために必要となるのです。

しかしMyFXMarketsで用意する書類として本人確認書類はよいのですが、もう一方は公共料金や携帯電話の請求書等を求めているのであり「住所を証明する書類」を求めているわけではありません。

実際説明にも「住民票・保険証は対象外となります」と住所を証明する書類として一般的な種類が除外されています。

他にも発行されてから6ヶ月以内のに限定しており、提出も書面全体の画像ファイルが求められるのです。

他の海外業者で口座開設の経験をしたことがある方は、求められている書類が違うのに気をつけましょう。

MyFXMarkets情報入力

書類の用意ができたら情報入力をしていきます。

名、姓に関しては他の海外業者と同様ローマ字で入力していきましょう。

メールアドレスは記載されているように携帯電話のキャリアメールは禁止されています。しかしパソコンのメールアドレスに関して禁止されているものはないため、フリーメールで問題ないでしょう。

電話番号はハイフンなしで入力していきます。海外業者の場合は頭に日本の国番号を示す「+81」を付けて、最初の0を省いて入力するのが普通です。しかしMyFXMarketsの口座開設ではいつも通りでも問題ないでしょう。

お住まいの国はリストの中から選択します。国名はアルファベット順に並んでいるためJを見つけ、Japanを探し当てましょう。

最後のEnter codeは右側に表示されている文字列を入力します。何が表示されるかはページへ訪れるごとにランダムで決まり見づらい、分かり難い場合は右側の矢印を押せば変更可能です。

表示されている文字列を正しく入力しましょう。小文字と大文字も区別されているため、逆にならないよう「正しく」入力する必要があるのです。

全て入力が終わったら下にある「口座開設」をクリックします。

メールの確認

MyFXMarketsメールの確認

口座開設をクリックすると入力したメールアドレスにメールが送信されます。

届いていない場合は迷惑メールを確認するかサポートへ連絡をしましょう。届いている場合は内容の「確認する」をクリックしてください。

大抵の海外業者ではメールが届けば口座開設の作業は終わるのですが、MyFXMarketsの口座開設はメールが届いて確認した後が本番となります。

基本情報入力

MyFXMarkets基本情報1

確認するをクリックすると基本情報入力のページに飛びます。先ほど事前に入力した情報は既に入力済みなため残っているのは性別、郵便番号、住所、パスワードの設定です。

性別はそのままリストから自分の性別を入力しましょう。

MyFXMarkets基本情報2

郵便番号は自分の郵便番号を入力しますが電話番号と同じように国内のまま、ハイフン省略のどちらでも構いません。

住所は半角英字と書かれているため住んでいる市区町村の名前と番地を入力しましょう。県に関しては郵便番号で判断できるため省略して問題ありません。

順番は最初に番地、町、市と遡るように入力しましょう。マンションやアパートといった賃貸物件に住んでいる場合は部屋番号と建物名を番地の前に入力してください。

パスワード設定はログインする時のパスワードを自分で決める項目です。

右側に書かれているように大文字と小文字は最低1文字、数字、8文字以上であるのを求められます。含まれていればチェックが付くため、4つ全てにチェックが付くパスワードにしましょう。

パスワードは推測が簡単なものにすると不正に利用されやすくなってしまいます。セキュリティを高めたい場合は大文字と小文字、数字を不規則に並べた方がいいでしょう。

しかしあまりにも不規則だと今度は自分が覚え、入力しづらくなってしまいます。何かしら意味のある要素を合体させると覚えやすく、パスワードとしては分かりやすくなるでしょう。

全て入力が終わった後は「次へ進む」をクリックしてください。

基本情報入力、資産関係

MyFXMarkets基本情報資産関係

次のページでは主に自分の資産関係を聞かれます。

最初のIB番号は一見何の意味があるか分かりませんが、他の方から紹介された時に決められた番号を入力する項目です。そのため直接サイトへ訪問した方には縁のないものであり無視して構いません。

職業形態はリストの中から自分に該当するものを選択します。細かく選ぶ形式ではないため、単純に自分は現在どのような形で働いているかを確認して適したのを選びましょう。

年収も同じようにリストの中から選択します。選択肢がかなりざっくりとしているため、大体の感覚で選んで問題ないでしょう。

取引経験は自分が今までFXでどれくらい取引をしてきたかリストの中から選択する項目です。こちらも細かく選ぶ必要はないため、大体の感覚で構いません。

MyFXMarkets基本情報利用規約

どこで弊社を知ったかの項目はリストの中から選ぶことになり、該当する項目がない場合はその他で下にあるコメント欄へ書くことになります。

特に悩む必要はないためコメントを書くのが面倒と思う方は適当に選んでもいいでしょう。

利用規約はクライアント合意書、金融商品開示文書の内容に同意するか聞いています。

MyFXMarketsは日本語対応がまだ不十分なことから分かるように、どちらの文書も全て英語で記載されているため読み解くのは難しいです。ファイルを開かずそのままボックスにチェックを入れてもいいでしょう。

全て入力が終わり、利用規約にチェックを入れたら下にある「次へ進む」をクリックしましょう。

口座設定

MyFXMarkets口座設定

取引で利用する口座の選択をするページとなります。

口座通貨は取引画面で表示する通貨を複数の中から選べますが、特別な理由がない限りはJRY、円を選べばいいでしょう。

口座タイプはスタンダード、プロ、MAM口座の中から選びます。種類の紹介になかったMAM口座へ疑問を覚える方も多いでしょうが、MT4という取引ツールを利用し自分ではなく他人に取引をしてもらう口座です。

自分でFXの取引をするわけではないため、ひとまずは無視して問題がなくスタンダードかプロのどちらかから選びましょう。

レバレッジは400、200、100倍の中から選びます。特に理由がない限りは上限である400で問題ありません。

全て入力が終わり問題ないと判断できれば「次へ進む」をクリックして進みましょう。

書類のアップロード

MyFXMarkets書類のアップロード

最後の作業は必要書類のアップロードです。本人確認書類、現住所確認の書類を求められる場面であり、アップロードのボタンをクリックし該当する画像ファイルを選択して提出しましょう。書類を用意する時は求められている画像となっているか確認しておいてください。

実は先ほどの口座設定の時点で口座開設自体は終了しています。そのため画像ファイルを用意できなかった、手違いで用意できず時間がかかるため今提出するのは難しいと感じる方は下にある書類を後ほどアップロードする方の欄にある「後ほど書類を提出します」をクリックしましょう。

使っているブラウザや環境によってはアップロードができないケースもあるため、該当する方も後で提出をしてください。

アップロードが無事に終わればようやく口座開設の作業は終了となります。後はマイページにログインできるか確認してみましょう。

MyFXMarketsで開設できる口座の種類

MyFXMarketsで口座開設できる種類はスタンダードとプロの2種類です。

プロ口座

MyFXMarketsにおいて別途で手数料はかかるが、狭いスプレッドで取引できるのがプロ口座です。

スタンダードより狭くなってはいますが、どの程度差があるかは通貨ペアによって変わっています。ほとんど変わっていない種類もあれば、スタンダードと比べ大分狭くなっている種類もあるのです。

メジャーな通貨ペアが狭くなっているのはもちろんですが、特に狭くなっているのは豪ドルが含まれている通貨ペアになっています。豪ドルをメインに取引を考えている方には最適といえるでしょう。

別途でかかる手数料は7ドルとなっています。縮小の差がバラバラな関係で手数料を含めるとスタンダードよりも実質のスプレッドが広くなってしまっている通貨ペアもあるのです。

最低入金もスタンダードは2万に対しプロは5万なため少額で始めるのか前提になっていません。

プロ口座はこんな方に向いている

狭いスプレッドで取引をしたい方、といいたいところですが通貨ペアによってスタンダードとどちらが狭いかは変わります。

そのため手数料も含め狭いスプレッドになっている通貨ペアで取引を考えている方に向いているといえるでしょう。

豪ドル関係の通貨ペアは間違いなく狭くなっているため、豪ドルをメインで取引したい方には向いています。しかし豪ドルはマイナー寄りな通貨となっているため、ドルやユーロといったメジャー通貨に比べると相場の動きは不安定です。

金利の関係でスワップポイントが高いという特徴はありましたが、昔の話であり現在はドルの方が多くなっています。

何よりプロ口座は狭いスプレッドになっているため、短期取引前提でありスワップポイントを狙う取引スタイルには向いていないでしょう。

しかし通貨ペアのスプレッドは変動制になっているのはもちろんのこと、業者の調整によっても変わります。

海外業者も例外ではないためMyFXMarketsも豪ドルを始めとした通貨ペアがスタンダードより広くなってしまう時が来る場合もあるのです。

スプレッドに関してはサイトの上にあるプライジングの項目にカーソルを当てて出てくる「スプレッド」をクリックすれば一覧の掲載されているページに行けます。

現在各通貨ペアがスタンダードとプロでどれくらいの差になっているか確認した上でスタンダードかプロにするかを考えましょう。

まとめ

ホワイトラベルによる信頼性がある一方、プロ口座の方が絶対にスプレッドが狭い、ということになっておらずスタンダードも選択の余地がある変わった海外業者がMyFXMarketsです。

他と違い短期取引はプロ口座、と単純に選べるようになっていないため、口座選択の意味でも初心者には少し敷居の高い業者となっているでしょう。

英語だけだったのが日本語対応になり、ボーナスも始めるようになったとMyFXMarketsは新しい海外業者らしく少しずつ状況が変わっています。現在は選択肢に入れられないと考える方も存在を覚えておいて損はない海外業者なのは確かです。

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