世の中に完全無欠な海外業者は存在せず、他と比べ劣らない長所もあればどうしても劣ってしまう短所があります。
見方を変えると全体で見ると微妙に思う業者でもピンポイントで要所を見れば口座開設する価値を見出せるのです。
BigBossと呼ばれる海外業者も同じで無視できない短所がありながら注目すべき長所もあるところになっています。しかし個人で見極めるのが難しいケースも多いのは確かです。
またBigBossは珍しく口座開設のやり方が2通りあるため、どちらを選べばいいのか、どのように進めればいいのか迷う方もいるでしょう。ではBigBossの長所、短所を含めた特徴と2通りの口座開設はどのようにしていけばいいのでしょうか。
目次
BigBossとはどのような海外業者か
BigBossは2013年に出てきた海外業者であり、業者全体として見ればまだ歴史が浅い新人の立場にあるところです。
海外業者を選ぶ際のポイントは信頼性ですが、BigBossに関しては残念ながら信頼性を疑わせる要素があります。
BigBossは現在ライセンスを所有しているものの、種類としてはマイナーでありあまり信頼できるものではありません。
以前は現在のと違うライセンスを持っていたのですが剥奪されてしまっています。何故剥奪されたかは関係者の立場に立たないと分かりませんが「剥奪された」という事実は信頼性という点から大きなマイナスポイントと判断できるでしょう。
しかしライセンスによる疑問はありますがBigBossは現時点で出金拒否といった悪い情報は流れていません。今後は分かりませんがライセンスがないとしてもある程度の信頼性は保証されているといえます。
サイト自体も問題なく日本語に対応しておりサポートも日本人がしてくれるため、十分な対応をしている点でも一定の信頼性は感じ取れるでしょう。
口座はスタンダード、プロスプレッドの2種類であり、他には仮想通貨の現物取引ができるFOCREXという口座もあります。
スタンダードでも仮想通貨の取引はできるため、FXと同時に仮想通貨の取引をしたいという方には最適な口座でしょう。
スプレッドは他の業者と比較するとそこまで狭いわけではないため、スプレッドだけで選ぶとすれば残念ながら選考から外れてしまう業者となります。
一方でレバレッジは最大555倍利用でき、大半の海外業者が500倍程度に設定しているのを考えると多少高い倍率で取引できるのです。仮想通貨でも利用できますが倍率は5倍と一気に下がってしまいます。
FXでの取引において業者では最低入金額が決まっており、初回入金は指定されている金額以上でなければいけません。
しかしBigBossの場合は初回入金の金額が定められていないため、数千円どころか数百円といったかなりの少額からも始められます。1000通貨での取引もできるため少額で取引したい初心者にも安心です。
ボーナスは時期によるものと取引で得られるものがあります。内容としては1lotごとに4ドルのボーナスがもらえるものであり、出金できない利益なものの取引で得る利益以外で資金に利用できるお金がもらえるのは大きいです。
時期によるボーナスは他の海外業者と内容は変わりませんが、場合によってはお得に取引の資金を集められるのも変わりません。
BigBossで口座開設する前に
BigBossで口座開設を考える方は以下の点を理解してからにしましょう。
リスクを覚悟して取引する
ライセンスの問題があり信用できないのはもちろんですが、BigBossにおける問題点は他にもあります。海外業者では現在ゼロカットシステムが当たり前となっており、レートの変動で資金がマイナスになっても安心して取引できるでしょう。
しかしBigBossの場合は必ずゼロカットが発動するわけではなく、条件によっては対象外となる場合もあるのです。
BigBoss側で提示されている対象外となる条件は3つです。
2つは理解すれば避けれるため問題ないのですが、残る一つである「当社の判断により公平性の欠けるお取引をされた場合」が一番の問題点となっています。判断基準等が一切公開されていないため、業者側の判断により好きにゼロカットの対象外にできてしまうのです。
出金拒否もなくゼロカットの有無が直接業者に利益に繋がるわけではないため、過剰に警戒する必要はありません。
しかしBigBossが運営していくうちに考えが変わる保証はどこにもないのです。またBigBossには信託保全がなく業者が倒産してしまった場合、入金していた資金が戻ってこない可能性もあるのです。
挙げられた問題点から考えられるリスクを理解した上で口座開設をしましょう。
明確な理由を持って選ぶ
BigBossの長所は555倍のレバレッジ、仮想通貨の取引が可能、少額から取引できる、取引ボーナスといった点が挙げられます。
しかしスプレッドや取引環境といった点を見るとBigBossよりも優秀な海外業者は存在しているのです。口座開設は無料ででき幾つでも作れますが、口座開設の作業と取引に利用した時間は戻ってきません。
自分がFXで取引する目標、スタイルと合わせて本当にBigBossの長所が適しているか考え選びましょう。
BigBossでの口座開設方法、クイック編
BigBossは口座開設の方法が2通りあります。クイック口座開設は名の通り数分程度で作業を終えられるタイプであり、本に確認書類や住所証明書といった書類を用意する必要はありません。
しかし出金をする時には必要となるため、後々提出する必要があるのは理解して選びましょう。
サイトに来ましたらクイック口座開設を選ぶ場合、左の方にある「クイック口座開設」を選びましょう。
情報入力
クリックすると最初に注意喚起がされます。出金の件と年齢制限の件を理解した上で下にある情報入力へ進みましょう。
もし法人口座で開設したい場合はご注意の右上にある「クイック法人口座開設はこちら」をクリックしてください。
しかし法人で口座開設をする場合には書類の提出まで済ませた方がいいため、クイックではなく通常の口座開設で作業した方がいいでしょう。
最初は規約の同意を求められます。ファイルが3つありますが、どれも英語で書かれているため無理に見る必要はありません。そのまま同意をクリックしてチェックを入れればいいでしょう。
口座タイプは取引画面においてJRYとUSDのどちらの表記に、スタンダードとプロスプレッドのどちらで取引するか選ぶことになります。口座の特徴を理解した上で選択肢の中から自分が取引したい口座を選びましょう。下の方に「FOCREX口座を併せて開設する」とありますが、こちらは仮想通貨の現物取引をする口座となるため、希望をする方だけチェックを入れてください。
名前は他の海外業者と同じように名前が先、苗字を後にしてローマ字で入力します。記載されているようにクレジットカードで入金を考えている方は名義が一致するように入力しましょう。
メールアドレスはここで入力したアドレスに口座開設完了を始めとしたBigBossからのお知らせが届きます。再度確認の入力も求められていますがメールアドレスであればコピーペーストで済ませても問題ありません。
最後は国籍と居住地の選択となりますが、最初から日本になっているため変更する必要のある方以外は操作しないでいいでしょう。
全て入力が終わったら「送信」を押せばクイック口座開設は完了です。
メールの確認とログイン
終わると通常の口座開設と同じように完了のメールが届きます。実際にログイン画面で入力したメールアドレスとメールに記載されているパスワードを入力してログインできれば正式に完了です。
BigBossでの口座開設方法、通常編
出金時の手間を考えるとすぐに取引したい、時間がないという方以外は一通り済ませられる通常の口座開設をした方がいいでしょう。こちらはクイック口座開設の横にある「新規口座開設」をクリックすれば口座開設に移れます。
必要事項の入力
最初に注意と用意すべき2点の書類に関する情報が掲載されています。書類は後の方でアップロードしなければならないため、提示されている書類を手順を進める前に用意しておきましょう。
注意を理解できた後はクイック口座開設と同様に下の方へ行き情報入力へと移ります。
見て分かるようにクイック口座開設で入力するのとほぼ同じ項目です。規約の同意は同じように同意にチェックを入れ、口座の通貨タイプは何か理由がない限りJRYのままにしておきましょう。
しかし唯一取引タイプとレバレッジの口座選択のみ、クイックとは違いスタンダード口座のみレバレッジ倍率の選択ができます。大きな倍率で取引するのを不安に思う方は低い倍率を選べばよいのですが、取引量を調整すれば済む話なため最大倍率で取引できる「555:1」で問題ないでしょう。
入力が終わったら「次へ」をクリックしてください。
あなたの情報
ここからはクイック口座開設より細かな自分の情報が求められます。名前はクイック口座開設と同じように先に名、後に苗字をローマ字で入力していきましょう。クレジットカードに関する注意点も変わりません。
性別は該当するのを選び、生年月日はリストの中から該当するのを選んでください。基本的に海外業者は先に日、最後に年を入力する形式が多いのですが、BigBossは国内と同じように最初に年、最後に日という形式になっています。しかしリストから選ぶ形式になっているため間違える心配はないでしょう。
国籍と居住地は最初から日本が入力されているため変える必要はありません。
郵便番号は該当する7桁の数字を入力しましょう。
住所は全てローマ字での入力となります。最初の都道府県は住んでいる県名の入力をすればよく、後ろの方に「県、ken」を付ける必要はありません。市区町村は自分の住んでいる地域名を入力しましょう。基本的には長々と記載する必要はなく、最初の市だけで問題ありません。番地と建物は賃貸物件に住んでいる場合、先に部屋番号と建物名をその後に番地の入力となります。
電話番号は明記されていませんが、海外業者での入力となれば最初に日本の番号を示す「+81」を記入し、その後は頭の0を抜かした電話番号を入力しましょう。
メールアドレスはクイック口座開設と同じように入力すればいいです。
口座のパスワードは記載されているように大文字の半角英字と半角の英数字を1つ以上含めて決めなければいけません。例題では「Bigboss2014」とありますが意味のある単語と一定の法則が読み取れる数字の並びだとパスワードの安全性としては弱いです。特に誕生日といった記念日は簡単に見抜かれてしまうので絶対に決めてはいけません。
基本的にパスワードを決める場合は相手から分かり難いものにした方がいいです。自分にだけは意味の分かるパスワードにするのが一番でしょう。口座開設をする前に予め自分なりのパスワードを考えておくといいです。
メモは特段書く必要がないためそのままで構いません。全て入力が終わったら「次へ」をクリックしてください。
書類のアップロード
最後は書類のアップロード作業です。
本人確認書類と住所証明書類の2種類が求められます。下の方にある備考・特記欄は書類に何かしら変更点がある場合に、証明する書類のアップロードをする場所となるため該当しなければ何もしなくて構いません。
本人確認書類はパスポートや運転免許証といった自分が自分であると証明できる書類を求められます。記載されているように顔写真、氏名、有効期限は必要となるため、どの書類を提出する場合でも「はっきり」と確認できる画像をアップロードしましょう。見え難くならないように書類は分かりやすく撮影できる環境を整えた方がいいです。必ずアップロード前に問題ないか確認もしましょう。
ちなみにマイナンバーカードも本人確認書類として該当しますが住所証明書類の方でも提出できます。しかしどちらかでしか利用できないため本人確認書類で提出すれば住所証明書類としては使えません。最も住所証明の方は有効期限内のを求められるため、期限が切れている場合は本人確認書類として利用して問題ないでしょう。
住所証明書類は住民票や金融機関、公的機関の書類といった自分の現住所が証明できる書類を求められます。本人確認書類と違いこちらは期限が定められており、発行日から3ヶ月以内でなければいけません。もし期限が過ぎている場合は改めて用意しなければいけないため、口座開設をするタイミングは住所証明書類が用意できる時にするとスムーズに進められるでしょう。
本人確認書類と同じようにこちらは氏名、住所、発行日の情報が必要となります。用意する書類によっては見切れてしまい重要な情報が画像に写っていないケースも珍しくありません。画像ファイルとして保存した後には必要な情報が全て写っているか確認してから口座開設の作業をしましょう。
備考・特記欄は上記2つの書類の内容において何かしら変更点がある時、証明できる書類を提出するところです。変更点がなければアップロードする必要はありません。
最後は一番下にあるアップロードを押し、処理が正常に行われて次のページへ移動すれば口座開設の作業は終わりです。
メールの確認とログイン
書類の審査があるため他の海外業者に比べるとメールが届くまで時間がかかります。しかし24時間以内には送信されるため過ぎても来ていない場合は迷惑メールを確認するかBigBossのサポートに連絡を入れましょう。
正式に審査が終わっていれば口座開設を知らせるメールが入力したメールアドレスに届きます。中にはIDやパスワードといった口座情報が掲載されているため、届いた後にログイン画面でメールアドレスと決めたパスワードを入力してログインを試しましょう。マイページにログインできれば口座開設は正式に完了したことになるでしょう。
BigBossで開設できる口座の種類
Bigbossではスタンダード以外にプロスプレッドとFOCREXの2種類があります。しかしFOCREXは仮想通貨の現物取引をする口座なため、外国為替で取引を考える方には縁のない種類でありスタンダードとプロスプレッドの2種類から口座開設を考えることになるでしょう。
プロスプレッド口座
プロスプレッドは他の海外業者にあるのと同じように通常の種類より狭いスプレッドで取引できる口座です。Bigbossのスタンダード口座はお世辞にもスプレッドが狭いとは言えませんが、プロスプレッドはほとんどの通貨ペアが1.0以下と狭くなります。特にドル円といったメジャーな通貨辺りは0.2程度と国内業者にも劣りません。
もちろん何の短所もなしにスプレッドが狭くなっているわけがなく、他の海外業者と同様に取引するとスプレッドとは別途で手数料がかかります。手数料は9ドルであり海外業者全体として比較すると多少高めの設定です。そのため別途手数料を含めると残念ながら実質のスプレッドは他の海外業者に劣ってしまうといっていいでしょう。
しかしプロスプレッド口座ではスタンダードと同じように555倍のレバレッジが利用できます。そのためスタンダードより狭いスプレッドで高い倍率のレバレッジによる取引ができるのです。
また狭いスプレッドの口座は大抵の海外業者においてボーナスの利用ができなくなっています。しかしプロスプレッド口座はスタンダードと同じようにボーナスの対象となっているのです。取引ボーナスも例外ではないためボーナスで取引以外の資金を集めて、多額の取引量で利益を狙うといった取引ができます。
しかしBigBossでは外国為替だけでなく仮想通貨で取引可能となっていますが、プロスプレッド口座では対象外となっているため仮想通貨による取引はできません。仮想通貨の取引を考えたい方は気をつけましょう
プロスプレッド口座はこんな方に向いている
他の海外業者と比較してスプレッドは劣るが555倍のレバレッジで取引できるのがプロスプレッド口座の強みです。そのためスプレッドよりレバレッジに注目して取引量を増やしたい方向けといえるでしょう。
ボーナスの利用ができるのも強みであり、狭いスプレッドで取引したいが資金がそこまで多くない方にも向いています。取引ボーナスも地道に続けていけば最初は少額でも決して馬鹿にならない金額が集まるでしょう。もちろん別途で手数料はかかるため、取引ボーナスに気を取られ実質資金がマイナスになっていたという事態にならないよう気をつけてください。
まとめ
ライセンスにゼロカット、信託保全と信用面に問題がある一方、取引ボーナスや高い倍率のレバレッジと注目すべき部分もあるのがBigBossという海外業者です。比較してしまうと他の海外業者が優っている部分も多いのは事実でしょう。しかし長所を考えると他にはない取引ができるのもまた事実といえます。
信頼性の問題に関しては時間が解決してくれる可能性もあるでしょう。口座開設は複数やっても問題ないため、メインとしては厳しいと考える方でもサブでの利用を考えてみてはいかがでしょうか。
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